この動画では、カラーマネジメント対応モニター(カラーキャリブレーションモニター)と普通のモニターの違いについてご説明します。
デジタルデータを表示するモニターは正確な表示が求められます。
そのためカラーマネジメントにとってモニターは最も重要な要素です。
モニターはメーカー、製品、ロット、使用期間によって色が変わります。
そのため製品開発に関わる全てのセクションと使用者が、共通した色で見る必要があるため、優れた特性を持ったモニターを定期的にメンテナンスする必要があります。
カラーマネジメントを運用する上で必須機能はこちらの2点ですが、普通のモニターにはこの機能がありません。
1:特定の色基準を正確に再現できる
2:定期メンテナンスで経年劣化を補正できる
1:特定の色基準を正確に再現できる
カラーワークフローで決定した色基準(sRGBやAdobeRGBなど)を正確に再現する機能が不可欠です。カラーキャリブレーションモニターには複数の色基準を切り替える機能があるため、開発プロジェクトごとに簡単に色基準を切り替えることができます。
2:定期メンテナンスで経年劣化を補正できる
どのようなモニターでも液晶部分の劣化により、徐々に発色特性が悪化していきます。これをモニターの経年劣化と呼びます。
そのため劣化分を補正して正しい状態に戻す必要があります。
1ヶ月に1回程度のメンテナンスを行います。
カラーマネジメント対応モニターのメリットは、
・カラーマネジメントを運用できる
・特定の色基準を再現できる
・関係者全員の環境を統一できる(正しい色で全員が開発/検討できる)
・正しい意思決定ができる
この記事へのコメントはありません。