プロダクトデザインのDX化

CADにより形状のデジタル化ができましたが、色と質感を正確なものにすることで完全なデジタル化ができます。
目視で色を設定するのは不正確な数値化であり、数値化に時間がかかり、間違った色のため意思決定後の修正回数が増え、製造時の修正が発生します。

正しい色を測定する装置「測色器」を使用することで短時間で正確な数値が可能です。
測定する素材により最適な測定器が異なります。
・塗装品:色々な角度から反射した色を測定できる測色器
  代表的な測色器はこちら
・プラスティック:透過度も測定できる測色器
  代表的な測色器はこちら
・テキスタイル:布地の模様や凹凸感を測定できる測色器
  代表的な測色器はこちら

測定結果はいくつかの形式で保存され、ソフトウェアが使用できる形式を利用します。
・スペクトル:色の波長、最も正確
・Lab:色の絶対値、表示プロファイルに影響されない
・RGB, CMYK:色の相対値、表示プロファイルによって数値が変更される
・マップ画像:布地の模様や凹凸を記録した画像、CAD, 3DCGで使用

X-Rite社が開発したAxFファイル形式は上記の情報を一括で保存でき、対応ソフトウェアで使用することで簡単に活用できます。
 AxFについてはこちら

測色器を使用することで完全なデジタル化ができ、それを利用することで下記のメリットが得られます。
1:短時間でデジタル化できる → デザイナーの作業時間を削減、デザイン業務に集中
2:正しい色で意思決定が出来る → 修正が減る
3:製造時の色を想定しながらデザインできる → 製造時の修正が減る
4:過去データを正確に再現できる → 過去データの流用が出来る

このように測色器を用いることで完全なデジタル化が出来、開発のあらゆる工程が効率化されます。

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