測定マテリアル「第3回 AxF作成動画」

AxFを作成風景を動画にしました(オンラインデモンストレーション)

測定マテリアル作成のデモンストレーションを見る機会はほとんどないと思います。百聞は一見にしかずと言いますし、私も実際見て簡便さと精度の高さに驚いたので、x-riteさんと一緒に作成風景を動画にしてみました。
測定から測定マテリアル「AxF」が作成される工程をご覧ください。

動画はこちらからご覧ください

x-riteではリアルのデモンストレーションや、試験的な素材測定などに対応していますので、こちらからご相談ください。
https://www.xrite.com/ja-jp/appearance-exchange-format-axf

 

測定マテリアルとは?

測定マテリアルとは、 測定器を使って正確な色と質感を取得し、特殊なフォーマットで保存されたマテリアルです。 対応したCAD/3DCGで使用すれば、正しいDX化、デジタルツイン環境を構築できます。 従来の制作手法と比較して、高い精度と短い作業時間で作成できます。

くわしくはこちらを参照ください。
測定マテリアル「第2回 測定マテリアルとは?」

測定マテリアル「第2回 測定マテリアルとは?」

 

従来のマテリアル制作より圧倒的に短時間で正確な色と質感に

従来のCAD/3DCGでマテリアルを作成する方法は、素材を目視で観察しながらモニター上で色や質感を制作者の感覚で設定するというものです。この方法は以下の点において問題が起きやすいため、精度が低くなってしまいます。
●素材を観察する照明を色評価用光源にするのが正しい方法だが、オフィス照明で観察してしまうと間違った色に見えてしまう
●正しい色が表示できるカラーキャリブレーションモニターを使用するのが正しい方法だが、普通のモニターを使用するとデジタルデータが不適切な色で表示されてしまい、モニターごとに(制作者ごとに)色が異なってしまう
●制作者ごとの感覚によって異なり、同じ人であっても体調によって狂ってしまうため、素材との違いが起きやすく、ばらつきが起きやすい
●制作フローで使用する色基準(色空間)で、ソフトウェアやモニターを設定するのが正しい方法だが、色基準やカラーフローを決めていないと異なった色で見えたり、デジタルデータが知らないまに違う数値に変換されてしまう

測定マテリアルは精度の高い測定器を使用するため、制作者の感覚や体調に左右されず、正確な色と質感をデジタル化することが出来ます。

AxFなどの専用フォーマットによってマテリアルデータ化されるため、CAD/3DCGで読み込み後の作業や調整もほとんどありません。

今回の動画では制作時間も計測してみました。
ペイント用の測定器【MA-T12】58秒
テキスタイル用の測定器【VS-3200】154秒

従来のマテリアル作成では1〜2時間程かかっていたので、圧倒的な差です。

関連ブログ

測定マテリアルNo.1「AxFとは?」

測定マテリアル「第1回 AxFとは?」

測定マテリアルNo.2「測定マテリアルとは?」

測定マテリアル「第2回 測定マテリアルとは?」

 

デモキット

現物とAxFを使用したデジタルデータを比較して、マッチング精度を確認したい場合は、素材/測定したAxFデータ/正しく設定されたソフトウェア/正しく設定されたモニター/色評価用照明が必要になります。準備にはコストが、設定にはノウハウが必要ですので、デモキットが便利です。
素材を送っていただければx-rite社で測定し、PERCHでカラーマネジメント設定済みの機器をまとめてお貸し出し致します。
デモキットはこちら

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